日本音楽療法学会
第6号 日本音楽療法学会ニュース
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第4回大会一次案内
第4回日本音楽療法学会学術大会開催に向けて−第一次案内
岸本寿男 大会長

このたび第4回日本音楽療法学会学術大会の開催をお世話させていただくことになりました中国支部長の岸本です。今 回大会長として開催に向けてのご挨拶と、大会のご案内をさせていただきますが、その責任の重さに身の引き締まる思い です。日時は2004年9月3日(金) に講習会を、9月4日(土) と5日(日) に学術大会を、いずれも倉敷市の川崎医 療福祉大学キャンパスにて開催致します。実は川崎医療福祉大学の属する川崎学園は私の母校でもあり、総合講義「健康 と音楽」の講師を4年前の開講以来受け持ち、支部事務局も置かせていただいているというつながりから、今回の大会事 務局長を支部監査でもある川崎医療福祉大の上田智教授にお願いし、大学を全面的に利用させていただけることになり ました。会場のスペースには余裕がありますので、これまでの大会のように講習会、学術大会あわせて3,000人を越す参 加者にお運びいただいても、対応できると思っています。大会準備委員会執行部はじめ中国支部の会員の総力を結集し、 全国の会員の方々からのご協力ご指導をいただきながら、全力で準備を進めていく所存です。何卒よろしくお願い致しま す。そこで今回は第一次案内として大会に向けての準備状況と概略等についてご紹介したいと思います。
まずこれまでの日本音楽療法学会の学術大会にはそれぞれメインテーマが掲げられています。例えば第1回大会が、 「新世紀にはばたく音楽療法」第2回が「日本の文化土壌と音楽療法」でした。そして本年10月に千葉で開催された第3 回が「社会が求める音楽療法」となっていました。メインテーマはその大会全体のカラーを決定付けますので非常に大切な ものです。第4回大会の開催を依頼された時点から、せっかく大会の内容を企画させていただけるチャンスがあるなら、 斬新なテーマにしたい、そして今後の音楽療法界に何らかの貢献ができるものにしたいと思ってきました。そしていろい ろな方のご意見も参考にさせていただき、最終的に次のようなタイトルに致しました。

−音楽療法の「音・音楽」の意味・役割を考える−

実はこのテーマは本学会や、統合前の臨床音楽療法協会やバイオミュージック学会の時代から私がずっと感じていた素 朴な疑問からたどり着きました。それは実際に音楽療法のセッションの現場に居合わせた場合に「なぜこのセッションでは 活き活きと音楽が響いてこないのだろう」とか「なぜその曲を選んだのか、その音楽の使い方や演奏法でいいのか、その 技術でいいのか」また、「音楽療法で音楽の力がなさすぎる、音楽がなおざりにされてはいまいか」と感じることが少なか らずあったからです。また逆に音楽がセラピストとクライエントをつなぐ単なる道具ではなく、自然にセッションの全体 を包み込むように共有され、心に響きあうことを実感するという経験もするにつけ、その違いはどこにあるのだろうかと いう興味も増してきました。おそらく同様な思いを持つ方は多いのではないかと思います。
音や音楽の意味・役割について深く考えることは、一面では使う音楽自体の構造あるいは質や技術、感性レベルの問題 について議論することと、他方で音楽と人との関係性からのアプローチ、つまり音・音楽の作用、力をどう効果に結びつ けるかの方法論についても議論をする必要があると思います。単純なテーマのようで、これは音楽療法の本質的な課題だと 改めて気付きました。言葉で説明したり論文化することが簡単ではないため、これまで避けられがちだったのかも知れま せんが、この機会にこの「音・音楽」にフォーカスをあててじっくりと考えてみようではありませんか。
このメインテーマについてはシンポジウム等を開催しますが、これらテーマ企画の具体的な部分は、若尾裕テーマ企 画委員長のもとで現在練っております。適任のシンポジストの方々によって、様々な切り口で今後のわが国の音楽療法の あり方にインパクトを与える有意義な議論をお願いしたいと考えています。どのような問題提起がなされ議論されるか、 楽しみです。どうか御期待下さい。このテーマについての要望演題も募集しますので、この際発表してみようと思われる 方は是非ご検討の上、準備していただけると幸いです。
さらにこのテーマに関連した内容で外国からの招請講演も企画し、是非最新の流れを紹介していただきたいと考えてい ます。現在Colin Lee 先生とBrynjulf Stige 先生のお二人を予定していますが、一般論的な内容ではなく専門性の高い 講演内容をお願いしています。
一般演題等の学術プログラムについては、松原秀樹研究・研修プログラム委員長のもとですすめますが、各領域でのレ ベルアップにつながるように査読委員会を組織し、厳正かつ公平な査読を経て採択するように致します。ただし一部の領 域だけが多くなり、バランスが悪くなる傾向も生じ得ますので、各領域の枠をある程度決めて、応募の多い領域ではオリ ジナリティのある優秀演題から優先的に採択するなどしてさらなる質の向上を目指したいと考えています。今回のメイン テーマのほか、現在注目されている他の課題についても、それぞれのテーマで要望演題として募集しますので、ふるって ご応募ください。ある程度領域とテーマがまとまればミニシンポジウム等を企画することも考えています。
9月3日の講習会についても同じく松原委員長のもとで、本部と相談しつつ充実した内容の濃いものを企画中ですので 御期待下さい。
会員交流会については、手塚実交流会企画委員長のもとで、地方色も加えて暖かく思い出深いものになるように企画 中です。会場に倉敷チボリ公園内の施設を候補として考えていますので、実現すればきっと楽しい内容が期待できると思 います。
以上のように、大会執行部を中心に各種委員会で鋭意準備を進めつつありますので、大会内容の詳細は追ってお知らせ します第二次案内をご覧いただけたら幸です。
また今後は中国支部のホームページと別に学術大会用のホームページを立ち上げて、そちらでも進捗状況を随時お知らせ し、学会員のみならず、全国の音楽療法に関心のある方々にも情報を発信していきたいと思っています。 できるだけ多くの皆様に「第4回大会に来てよかった」と心から感じて帰っていただけるように、精一杯の準備をした いと思いますので、皆様のご協力、ご指導を何卒よろしくお願い致します。では来年9月に、「白壁の街倉敷」でお待 ちしています。

【全国大会準備委員会執行部】
大会長:岸本寿男
副大会長:手塚実
企画担当実行委員長:若尾裕
学術担当実行委員長:松原秀樹
事務局長:上田智
副事務局長:保野孝弘

【開催日時】
2004年9月3日(金):講習会
            9月4日(土):学術大会第1日、理事会、評議員会、会員交流会
            9月5日(日):学術大会第2日、総会

【開催地】
倉敷市松島288、川崎医療福祉大学キャンパス等にて

【連絡先】
日本音楽療法学会中国支部事務局内
第4回日本音楽療法学会学術大会事務局
〒701-0193 岡山県倉敷市松島288
川崎医療福祉大学保野研究室内
TEL&FAX 086-463-9060
E-mail jmta-cc@mw.kawasaki-m.ac.jp
H. P. http://shuttle.kawasaki-m.ac.jp/jmta-cc/
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