日本音楽療法学会
第6号 日本音楽療法学会ニュース
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支部だより 1
北海道支部 近況
郷久鉞二 支部長代行

支部長の栗林文雄先生が、名古屋音楽大学へ行かれて、本年6月1日から支部選挙施行後の来年5月までその代行を行ってい る。
北海道でも各地で、いろいろな団体が音楽療法活動を活発に行っており、様々なニーズが支部に求められている。本会の特徴 として、本部に先駆けて最初から、規約で役員は会員相互の選挙で選出されることになっており、今はその選挙管理委員会を立 ち上げて準備しているところである。
本年度の支部研修会は、第3回支部研修会が5月に既に行われ、第4回は11月に行われる。貴重な臨床経験による研究発表が、 毎回行われ、十分にディスカッションされる場として利用されている。特別講演、教育講演も音楽療法士にとって、必要な知識 を獲得する機会として非常に役に立っているものと自負している。
現在のところ支部会員数は190名余りで、学会認定音楽療法士が30名弱である。認定を取得すべき研修中の会員も多く、今後 増加が予想されている。音楽療法士が国家資格にならないかと、みんな固唾を飲んで見守っている状態であるが、どうなっても 活動は続けなければならないので日々研鑽の毎日である。
いずれにしても昨年の5月に発足したばかりの北海道支部が、今後発展していく道のりはけわしいものであろう。来年5月に 選挙で選ばれた新しい体制でますます発展して行くことを祈っている。
東北支部 2003年秋昨今
遠藤安彦 支部長

皆さんコンニチワ! こちら東北支部です。勤務先の大学が、仙台の北部“山の手”にあって、今日は特に快晴の青空を背に、 カラフルな木々が競い合っている…といった感じでしょうか。いい季節を迎えている東北です。そしてこの後、一気に寒い冬へ と変身していくのですねぇ!
ところで東北支部は、9月6・7日に第3回支部学術大会を、宮城学院女子大学を会場に開催致しました。宮城県が担当とい うことで須佐涼子先生が実行委員長を務められ、支部の智田邦徳事務局長(岩手) との春先からの見事な連携プレイで、準備・ 前夜!?、本番と後始末と、つつがなくプログラムを遂行されました。
二日目の「研究発表」について、当初はもう少し多くの参加希望を予想しておりましたが、僅かのお断りで14件の発表にとど まりました。多ければポスター云々に……と企画はしてみたのですが、その心配は不要でした。しかし、発表された14件は、2 〜3件の書き直しをお願いしたものも含めて、重要且つ時宜を得た内容のものが多く、各会場とともに発表者とフロアとの熱のこもった活発なやりとりが交わされておりました。
一日目の学術大会基本テーマの決定については、他に属している「日本音楽学会」や「全日本音楽教育研究会」の全国大会を 仙台で開催した時も同じですが、非常に大切でありながらまとめたり結論を導いたりすることが如何に大変か、これは東北支部 だけが大変なのでなく、当学会の新しい支部(運営) にとって、毎年必ずやって来る“大型台風”ですね。今回のテーマは「音 楽療法の原点」〜治療者に求められるもの〜
今回の第1回目の支部役員会では、『意見を述べ合うのが楽しい!』とか『皆でまとめていく過程が面白い』とか、各役員が 日ごろ思っている多くの問題点が提案された上で、『じゃあ、どうすれば良いか』というように、常に建設的な議論の進め方で 運営され、お陰で大会テーマもすんなりと『支部として、基本を再度踏まえよう』、『講師は地元で賄える』となった次第。 (1)音楽について、(2)精神医療とは、(3)発達心理学と、(4)認知心理学と、福祉のことも気にはなりましたが、タイムテーブルを 企画する段階で4件あればということで落ち着き、それぞれに対する〈講師〉の手当ても提案が了承されて個別折衝まで進み、 全てが了承で更に特別講師に計画した二俣泉先生の「応用行動分析学」も、日程OK ということになって順風満帆の船出となっ たのです。
[閑話休題] 僕は専攻作曲で、ソルフェージュと音楽理論、それに即興を〈大学の音楽科〉で教育研究すること30年。東京にいた若い頃は、 特に声楽の伴奏を多く担当する伴奏ピアニストとして忙しい毎日を送っていた“演奏系”なので、先日の松戸/聖徳大学での国 立音楽大学理事長の言われた『目立ちたがりやの音楽大学で、サーヴィスに徹する教育指導が可能か?!』は、自分にとって将 に“関が原”!
そんななか支部長をお引き受けしていることへの苦痛が増す一方ですが、学会の第一人者や有資格者がその役を務めるのが当 然としながら、もう一方で学会の運営と発展のためにサーヴィス出来るサポーター役に徹することが支部長の仕事でもある、と 割り切って、1年の任期から2年の任期となっての今回の初選挙で再選されて、快諾をしてしまったのです。
でも芯は、作曲した〜い、ピアノ弾きた〜い、なのです。 ある時、躁鬱病の知り合いが電話をかけてよこしました。『音楽が聴きたくって、歌が歌いたくって、音楽の話がしたくって、 自宅のマンションはピアノを弾くと五月蠅(うるさい) っていうから、ホール借りようか?!』鬱から戻る時期で、あまり躁にならないうちに音楽を楽しみたいというこの知り合いの家に、約3時間滞在。何がしかの効果はあったのかしらん、このことも、自分が音楽療法に興味を持つ契機となったことは間違いなさそうだ。
ちっとも[閑話休題] にはなりませんでしたね(笑)。余計なことを言えるわけがないですよね。こんなヒトが支部長を務め ようというのですから、つき合わなければならない事務局長始め支部役員の皆様方の苦労は如何ばかりか、と他の支部の役員の 方々は是非同情してあげて下さい。

大学再編で揺れている国・公立。自分の県のことだけでは済まなくなったのは、何も大学だけではないのです。旧来地元の国 立大学を中心に行われてきた各種の教育・研究は、更に広い範囲に拡大、計画では「州」という話も出ているようですが、学会 の東北支部としての活動については、東北6県の立地、交通手段、交流等々から、支部活動の最もやりにくい土地と言われ続けてきていることは、多くの方が御存知のことでしょう。
支部役員会を開催するに当たって、東北6県のどこかに集まるためには必ず時間と経費を浪する委員が半数です。そのために 支部役員会の開催が困難になり、支部の運営にも少なからず支障が出るというもの。
デジタル大嫌いのアナログ派人間であるこの支部長は、大学の研究室にパソコンを設置していない、現世ではどうしようもな い古い人間で、事務局長・役員始め多くの会員に迷惑をかけているようです。今や在宅勤務の時代だというのに、漸く携帯電話 とメールを使えるようになって喜んではおりますが、パソコンまではチョット……。
そんな訳で、作曲の楽譜は全て手書きで、これも顰蹙(ひんしゅく) を買っているのです。皆が便利だといっているパソコンでの作曲や特 に編曲については、成る程と思うところがあります。自宅には庭があり、裏には畑があります。何が言いたいかはもう御存知! そう、超自然派です。相変わらず(古い) 一眼レフのカメラを愛好し、デヂカメは便利だと知ってはいても、自分の老後を自分 の生き方で生きたい!
あっ、支部の話は何処へ?!、すみませんでした。すっかり個人のことばかり話してしまいました。こんな支部長を何故か役 員の皆さんは、大事にしてくれております。いつ蹴り飛ばされるのかの心配は差し置いて、兎にかく今は支部の運営を軌道に乗 せることに尽力を惜しまず、支部会員の研究と実践の場の拡大に力を注ぎたいと思っていることを告げて、現状報告にしたいと思います。
関東支部近況
宍戸幽香里 事務局長

関東支部は2002年2月11日に結成され、現在は2,200名以上の大所帯となりました。支部長村井靖児、副支部長村林信行、事務局長宍戸幽香里、事務局次長郡司正樹以下23名の地方幹事と2名の監事を中心に、支部活動の円滑化と積極化を目的に現在は 広報委員会、研修委員会の充実を重視しています。幹事の多くは今後の学会や支部活動を担う若い人で色々な活動にその力を発揮しています。10月24、25日の支部大会には多くの方が参加下さり、ありがとうございました。
信越・北陸支部近況
北本福美 支部長

信越・北陸支部では、本年5月25日に、第1回の支部総会・学術集会が櫻井浩治会長のもと新潟で開催され、 特別講演は「私と音楽療法(これからの認定制度の在り方を含む)」と題して、白倉克之先生(日本音楽療法学会常任理事・ 元国立久里浜病院院長) が講演され、認定資格を受けるものの心構えを含めたこれからの音楽療法界のあるべき姿の 紹介がなされた。教育講演は「私の音楽療法の基本理念と実際」と題し、地元出身の廣川恵理先生(カンザス大学音楽療法科博士課程在学中) が講演された。留学された先での厳しさや学びのご苦労など、音楽療法の先進国アメリカにおいてでも、その有効性を他職種に 理解してもらうにはかなりの努力が必要という現実を拝聴した。また、支部内の登録団体の紹介を兼ねて、「いかにして音楽療法を 学ぶか−支部内の音楽療法研修事情と問題点」という情報交換の場が持たれ、各団体の設立経緯・特色・活動報告などがなされた。
今回は、プロとしての音楽療法士とはという問い掛けが各会員間で受け止められる貴重な機会となったと感じられる。 学会認定を得ることとプロとしての仕事が十分できること、他職種から専門性を認められることはイコールではないことは 自明の理ではあるが、音楽療法のプロとして身につけるべき技術や技法を問われた時、応えられるものを獲得していきたいと再認された。現在、7登録団体が存在しているが、いずれもこれまで地道な活動を続けてきた団体であり、学会の下位組織として連携を図りつつ、各団体の特色を損じない活動継続が期待されている。
なお、次年度の予定としては、2004年6月13日(日) に金沢で、第2回支部総会・学術集会が催される。また、公開講演として、 山中康裕先生(京都大学大学院教授) に音楽と人間との関わりをテーマにしたお話をお願いしている。発表演題も募集 (発表は支部会員に限る) する予定なので、支部会員の皆様においては心づもりを頂きたい。詳細は、年内に支部会員宛のニュースレターで紹介する。
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