日本音楽療法学会
第6号 日本音楽療法学会ニュース
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支部だより 2
東海支部 支部役員選挙とその背景
都築裕治 支部長

さぁ、いよいよ東海支部の役員選挙(2003/12未締切り・郵送投票)。役員を選挙で選ぶということは、民主的な組織の基本であり、 これは支部結成準備段階からの懸案事項でした。
東海支部の結成は、学会本部よりの「支部結成ご協力のお願い」('01/04) という学会役員あて文書をもとに、 当地の学会役員他でまずは“東海支部設立準備委員会”を立ち上げ、結成総会に向けて動き始めました。
その準備委員会では、会員一人ひとりが尊重される組織であるようにといった基本が確認され、そのもとに 支部の意義や会則案等が検討されて行きました。
東海支部会則の中に『役員の任期は2年とし、再任はさまたげない、ただし、再任は3期以内とする。』という“役員任期の 制限”が書かれていますが、これは会員を尊重し皆で支部運営をやって行こうという考え方が反映されたものです。皆での 活動を促すためには、役員が権力者に変質しないような新陳代謝の仕組みを工夫しておくことも必要でしょう。余談ですが、 支部の役員会の中ではお互いを「さん」付けで呼び合うこととしています。小さなことですが、これもメンバーが対等に議論 しやすいようにという配慮からです。
この東海支部は、2001年12月の支部設立総会での支部規約・支部役員の承認等を経て、2002年1月の本部理事会にて正式に 認可されました。しかし、名実共に支部会員の声が反映された支部となるためには、先に述べたように出来るだけ早く選挙を 実施する体制を作らなければならず、その実施を目指してきましたが、この度東海支部役員選挙規定が支部会員の書面表決に より承認され、選挙を実施するはこびとなりました。支部全地区と県別地区の2通りの投票により、それぞれ10名、計20名を 選ぶこととなります。
ところで、東海支部の役員は皆さん実践現場を持っています。日々「現場」で汗を流し、クライエントと一番近いところから 支部を運営しているこの支部の特徴が、今後も生かされて行くことを願っています。次期の東海支部総会・研修会は2004年 3月13日(土)、名古屋芸術大学にて行われ、ここで選挙により選ばれた支部の新役員が誕生する予定です。
近畿支部 近況
大前哲彦 事務局長

近畿支部は第2回日本音楽療法学会学術大会を準備するために発足し、支部の学術大会もそのプレ集会として開催してきた。 支部の各委員会も実行委員会の各部門を分担するものとして開催してきた。その任をようやく終えた4月以降において、新たに 「支部会員の会員による会員のための活動」に一歩を踏み出すべく、支部会員に対するアンケート調査などに取り組んできた。 会員アンケートでは、46.1%が無報酬で音楽療法をやっており、有資格者と資格未取得者に分けたクロス集計においても有意 差が検出されないという深刻な実態が明らかになった。詳しくは『近畿音楽療法学会誌』Vol.3 (2004. 3刊行) を参照された い。
また、大阪の中心部のビルの4階に支部事務所を設け、電子機器を設置して会員が研究発表用のビデオ編集ができるように整 備を進めている。さらに支部の役員・委員メーリングリストは昨年度から運用してきたが、今年度から会員メーリングリストを 構築し、会員間の情報交換に生かそうとしているが、現段階での登録は86人である。学会認定の講習会は、このメーリングリス トに報告することを義務づけ、支部会員に公開して開催するようにしている。
研究誌編集委員会は『近畿音楽療法学会誌』を2号まで刊行したように軌道に乗ってきたが、大会の査読やプログラム委員会 の仕事が加わり、加重になっているので補強を考えなければいけない。教育研修委員会も支部の講習会企画に加えて、支部内の 講習会に対する認定審査で加重気味な活動になっているが、公平な審査のためのルール作りなどを着実に進めてきたといえよう。 倫理委員会は全国大会において研究発表の倫理審査の方式を確立するなど、全国に問題提起をしてきた。近畿の第2回大会にお ける倫理をテーマにシンポジュウムを開催するなど、活動の課題の方法は明確になってきているといえよう。制度化委員会は大 会時のよろず相談室の開設と関係団体への臨席依頼に特化したものながら活動の定着は見られる。しかし、課題の大きさに対応 した補強が求められているといえよう。課題研究委員会は委員の多忙さもあり、全国大会における全体会企画で息切れした感が ある。活動の方向は明確になっているので委員を補強して活動の再開をめざしている。その他(MT インターネット) について は、支部事務所に設置した機器の有効活用を含めてメディア委員会などを本格的に立ち上げていくことになった。
9月に第3回近畿学術大会(於、大阪音楽大学) を350人の参加を得て開催したが、第4回は奈良教育大学(福井一大会長) を会場にして2004年9月18〜19日に開催することになっている。

支部連絡先:561-8555豊中市庄内幸町1−1−8、大阪音楽大学内
TEL:06-6445-1399
FAX:06-6333-0286
E-mail:jmtak@guitar.ocn.ne.jp
中国支部 近況
上田智 事務局

中国支部は広島、岡山、島根、山口および鳥取の5県から成り、各県持ち回りで日本音楽療法学会支部活動を行っており、 今年は第3回支部総会が島根県のお世話で8月2、3日に松江市で開催された。第1日目の午後は講習会で岸本寿男支部長に よる「日本独自の音楽療法について」の講演と松原秀樹先生の「心理療法−行動療法」の講演があり、講演後それぞれ試験が 実施された。夕方から全国的に有名な松江の水郷祭の花火大会を宍道湖畔のホテルのロビーから堪能することができた。 大会第2日目は総会後陽(みなみ) 信孝先生の「八重子のハミング」と題した感動的講演があった。午後は郷土芸能のご披露が あり一般演題23の発表とポスター17演題の発表があった。
現在支部事務局は3名のパート女性職員による事務処理作業が行われているが、支部事務局運営で最大の問題は会員相互の 連絡のための郵送料金が事務局費全体の約40%を占めており、事務局経費削減の問題は最大の課題である。現在学会支部 ホームページを開設しており、将来はインターネットによる会員相互の連絡を目指して会員間のインターネット普及の 努力をしており、会員の皆様のご協力に期待している。
来年(2004年) 9月3、4、5日第4回日本音楽療法学会学術大会を岡山県倉敷市で開催予定である。皆様の全国学会への ご参加をお待ち申し上げる。
九州・沖縄支部 近況
斉藤雅支部長

2002年に、福岡、宮崎、熊本、沖縄、大分の各県にあった主要な研究会が中心となり、九州・沖縄支部をスタートした。 その後、鹿児島にも県支部としての研究会が発足し、最近には、佐賀でも結成の動きがみられる。
九州・沖縄支部としては、これまでに2回の総会と3回の講習会を行っている。講習会は、各県の回り持ちとして、 福岡、宮崎、熊本で開催され、各回とも100名余の会員が参加した。講習会の内容にはそれぞれの研究会の特色が組み込まれ、 音楽療法の各技法や、内容の充実についての講義とともに、関連領域への理解を深めるための講座も行った。今後は、 来年度2004年7月に大分で講習会を行う。
また、今年度、支部主催の学術大会を2004年2月28・29日の両日、福岡で行う予定であるが、これは支部において発表の 機会を提供するものである。発表・質疑の時間も長くとり、児童、高齢者、成人の分野別にコメンテーターの助言も得られる 形式で行う予定で、内容の深められる大会になるものと期待している。十分に吟味された発表を募集している。
九州・沖縄は、西日本芸術療法学会もあり、以前から音楽療法の研究を行われており、多数の認定音楽療法士も活躍はしているが、 常勤の施設は少ないのが現状で、養成校の学生などがきちんとした指導を受けることの出来る実習施設はわずかである。 まだまだ、社会的な認知度は低いといえる。将来的に音楽療法が市民権を得るためには、現在行われている音楽療法の質を 高めるとともに、会員それぞれの地道な研究、真摯な姿勢が問われているといえる。支部としても、その支援を図ることが出来るよう、今後とも努力したい。
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