日本音楽療法学会
第8号 日本音楽療法学会ニュース
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第4回日本音楽療法学会学術大会を無事終えて
すすきの穂が風に揺れる秋真っ只中の今日この頃、 記録的な猛暑の夏の記憶も遠くなりつつありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ご存知の様に第4回日本音楽療法学会学術大会は、平成16年9月3日〜5日の3日間、『音楽療法の「音・ 音楽」の意味・役割を考える』をテーマに倉敷市の川崎医療福祉大学キャンパス内で開催され、お蔭様で無 事終了致しました。本大会の開催が決定して約一年、実行委員会を中心に数多くの打ち合わせを重ね、準備 を進めてきました。幾つかの反省点も残しましたが、ともかく大過なく終了できましたことにほっと胸をな でおろしています。参加者数は、予想を越えて約2500名を数えました。全国から遠路ご参加いただきました 方々に心より御礼申し上げます。台風や、地震も幸いなことに影響は無く、まさに天と時と人に恵まれた大 会でした。印象に残ったことを含めて簡単に大会を振り返ってみたいと思います。
大会長 岸本寿男 写真
大会長
岸本寿男

9月3日の講習会につきましては、ほとんどの講義が事前予約で早々に満席となったことからも想像でき るように、どの会場も受講者の熱気がすごく感じられました。内容の濃い講習を準備いただいた講師の方々 に心より感謝申し上げます。
4日の本大会初日は、コリン・リー氏の海外招請講演 「美的音楽療法の可能性」で始まり、音楽療法が 目指すひとつの新たな視点として、大変示唆に富む内容でした。続いての湯川れい子氏の特別講演「音楽って何だ?」は、市民公開講座ともなり、分りやすく共感できる内容で音楽も多く使われ心癒される時間でし た。午後の大会長講演では私の音・音楽に寄する想いを、音を使った伝え方で試みましたが、クライブ・ロ ビンス氏のサプライズにも助けられ、なんとか任を果たすことができました。その後はプロジェクト報告や 一般演題の発表で活発な討議が行われました。夕方からのチボリ公園での交流会にも600名を越えるご参加 を頂き、また場所を変えての音楽交流会でも、歌って踊って楽しいひとときを過ごしていただくことができ ました。
最終日5日の朝は、ブリュンユルフ・スティーゲ氏の海外招請講演 「コミュニティ音楽療法と文化の変 化」があり、音楽療法が地域や文化に対しても大きく影響を及ぼし得るという画期的な視点からの内容で、 今後我が国においても参考になる点が多く大きなインパクトを感じました。午後のシンポジウムは若尾裕 氏の司会のもと、折山もと子、岡崎香奈、山下晃弘の3氏によるプレゼンテーションがなされましたが、い ずれも今回の大会のテーマが深められた素晴らしい内容でした。その後は前日同様、プロジェクト報告や一 般演題が発表されました。今回の一般演題については、厳密な査読により、かなりレベルの高い引き締まった ものになったと感じました。ただ抄録と実際の発表内容とは必ずしも一致しないこともあり、査読方法の限 界や難しさも感じたのも事実です。今後の課題だと考えます。大会を締めくくったのはコリン・リー氏の即 興演奏コンサートで、素晴らしい音楽に包まれてエンディングを迎えることができました。
最後に、本大会の成功を支えてくださった実行委員、事務局スタッフはじめ、学生ボランティアの方々の献 身的なご協力に敬意と感謝の気持ちを表します。ありがとうございました。
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