日本音楽療法学会
第24号 日本音楽療法学会ニュース
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第12回学術大会を終えて
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大会実行委員長
山下 恵子

第12回日本音楽療法学会学術大会を、日野原重明大会長のもと2012年9月7日の講習会に続いて、8日、9日と宮崎市のシーガイアコンベンションセンターにて開催することができました。学術大会参加者が約1,300人、県民講座の一般参加者が1,500人、3日間延べ5,500人の方々にご参加頂きました。大会を無事に終了することができましたことに、心より厚くお礼申し上げます。

さて、今回の大会テーマは「音楽の創造性―音楽療法の《ちから》を探る―」ということで、音や音楽と人と人との繋がりに焦点を当てたプログラムを構成致しました。開会セレモニーでは、まず伝統民俗芸能である椎葉村の「尾前神楽」の舞い、次に大会長講演では、日野原重明先生に音楽と歩まれた100年間の歴史を語って頂きました。その歴史の重さに感動を覚えつつ「苦難は後に恩寵(grace)」という心に残るお言葉を頂戴しました。その後のミュージカル「ぞうれっしゃがやってきた」では、子どもから大人まで、心を一つにして演ずる姿があり、会場の皆様の温かい眼差しに包まれながら、音楽が人と共にあるという瞬間を共有する時となりました。これらのプログラムは、宮崎県民講座として、河野俊嗣宮崎県知事をはじめ県民の方々にもご参加頂き、3,000人収容の会場が満杯となりました。また、きたやまおさむ先生の特別講演では、精神分析学の立場から人と人との関係性の成立というセラピーの中で最も大切な視点をご教授頂き、音楽療法の中で精神分析的な視点を持つことの必要性を感じさせられました。これらの論点を様々の角度からご議論頂いたのが、松井紀和、徳丸吉彦、齋藤考由、中島恵子各先生によります「座談会」でした。そして、米良美一様のゲスト講演では、人が生きていくということを深く考える機会となり、「ヨイトマケの唄」の歌声には涙があふれて参りました。研究発表の面でも、多くの方々にご発表頂き、大変熱心な議論が繰り広げられました。さらに、交流会には、400人の方々にご参加頂き、宮崎県オペラ協会、そして「響座」の和太鼓の演奏と楽しい一時を過ごさせて頂きました。松林と太平洋を一望できるゆったりとした会場で、マンゴー色のスタッフ一同も皆様方の温かい励ましのお言葉に支えられた3日間でした。

このように、無事に大会を終えることができました背後には、学会本部役員及び事務局の皆様の多大なご尽力がありました。また、日まり子実行副委員長をはじめとする大会実行委員や学会員ボランティアの皆様、宮崎学園短期大学教職員並びに学生の皆様には、準備段階から当日運営、後片付けまで、たくさんのご協力を頂きました。すべての関係者の皆様に対しまして、この紙面をお借りして、改めて心からの感謝を申し上げます。

日本音楽療法学会の音楽療法活動がますます発展することをご祈念申し上げて、報告を終わらせていただきます。本当にありがとうございました。

第13回学術大会は、鳥取県米子市で開催されます。来年米子市でお会いできますことを楽しみに致しております。

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(オープニングセレモニー 尾前神楽)

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