日本音楽療法学会
第30号 日本音楽療法学会ニュース
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音楽療法推進特別委員会からのご報告
音楽療法推進特別委員会
委員長 藤本 禮子

音楽療法推進特別委員会の設立およびその活動につきましては、学会ニュース28号、29号で報告してまいりました。当委員会の活動の一つに、関東・近畿・中国支部で2年間試行されるラーニングサポートセンター事業(以下LSC)があります。今回は、それぞれの支部での活動内容、進行状況について報告いたします。

関東支部では、音楽療法実践経験の浅い会員を対象として、音楽療法士の仲間づくりなどを通してより良い音楽療法を実践できる力をつけることを目的として行っています。第1回は2014年12月に群馬県で開催しました。参加者20名が10名ずつに分かれ、「児童領域のワークショップ」と「ピアスーパービジョン(受講生が事前に提出したミニレポート(悩み・質問)をファシリテーター、サポーターを含め参加者全員で共有する活動)」を2部屋同時進行で行いました。第2回からは会場を東京都内に移し、5月に第2回、8月に第3回を行いました。内容は第1回と同じですが、参加者を40名とし、10名ずつが4部屋に分かれて行いました。昼食後の茶話会では、地区別に設けられたテーブルで親しく話し合い、連絡先の交換などが行われていました。今後、第4回、第5回をそれぞれ12月、2月に予定しています。

この事業は本部からの委託事業であるため、本部から経費として1回30万円が支給されます。第1回目は参加費無料で行いましたが、第2回目からは4部屋・同時開催による経費増加への対応として、参加費2,000円を徴収することになりました。

参加者からの感想は、「少人数の、ワークショップ・本音で語り合い支えあうピアスーパービジョンは大変有意義であった」などの意見が寄せられています。

来年度も、対象者、内容、回数などを検討しながら引き続き開催を予定しています。

次に近畿支部(大前哲彦委員)と中国支部(糟谷由香委員)の報告を紹介いたします。

近畿支部で試行しているラーニングサポート講座は、6月、7月、8月の土曜日に6コマ開講したAコースに12人が受講され、10月、11月、12月の日曜日に6コマ開講するBコースには22人が応募され、2クラスに分けて実施することになっています。目的は、ベテランの音楽療法士とビギナーの出会いの場、受講生同士の仲間づくりの場になることとし、より良い音楽療法を実践できる力をつけることを掲げています。

プログラムは、事例の書き方から始め、ミーティング(受講生が事前に提出したミニレポート「自己紹介と悩み・質問」を基に討議)を行いました。2回目と3回目は事例検討(受講生が事前に提出した事例研究レポートを基に、実践上で遭遇する諸問題についてピアスーパービジョンを行う)とワークショップ(事例に対応した音楽療法技能の錬磨)を行いました。そして、3回目の終了後に受講生有志の企画で茶話会、及びまとめの会を行いました。受講生からは実践上の悩みを語り合う場に出会えた等と好評です。

中国支部における初回のラーニングサポート講座は、11月29日(日)に、中国地方各地から比較的アクセスの良い広島県広島市の会場にて開催されることが決定しました。中国支部では、初回の講座の募集対象は広く設定し、初心者からベテランまでが「基本に返る」を大枠のテーマとして、自身の臨床を見つめ直す機会を提供したいと考えています。この初回の講座において中国支部会員のニーズを調査し、その結果を踏まえて、中国支部LSC 運営委員会でその後のラーニングサポート講座の対象、内容、頻度などを検討していく予定にしています。

以上、関東・近畿・中国支部で試行的に行われているLSC の報告をいたしました。今後は試行担当支部以外からの視察なども検討されています。会員の皆様からのご意見お待ちしています。

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