日本音楽療法学会
第33号 日本音楽療法学会ニュース
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世界音楽療法大会を目前にして
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第15回世界音楽療法大会
大会長

加藤 美知子

日本音楽療法学会会員の皆さま、いよいよ日本で初めての世界音楽療法大会があと数か月後に迫って参りました。期待と不安が交錯する毎日です。多くの日本人にとって初めての世界大会、そして海外からは多くの方たちが初めて日本を訪れます。

大会テーマの「音楽療法で未来をひらく」(Moving forward with Music Therapy)は、国際的な音楽療法のリーダー、ベテラン、中堅、初心者、学生、そして多くの他領域の方達が一堂に会して発表を披露し、議論し、交流することによって、 今後の音楽療法の流れがどこに向かっていくのかということについて、世界的なレベルで、また各々の国や地域のレベルで確認していくきっかけになれば、という思いを込めてつけられました。

記録的な数の著名な音楽療法士達が、世界中から費用を自分で負担して参加する一方で、海外の「普通の」音楽療法士達の実践や研究にも触れられることが、私達にとってまた大きな刺激になると思います。そして私達も世界に向けて発信していき、そこからまた新しい世界が広がっていくのです。発表の多彩さ、数の多さも、毎年の学術大会と大きく異なる点です。

大会サブテーマである「次世代とともに」(Inspiring the Next Generation)ですが、次世代には多面的な意味があるということをご理解ください。リーダー的な役割が次の世代に引き継がれていくこと、若手や働き盛りの人達が安心して働ける環境を整えること、まだまだ経験が浅い音楽療法士や学生達が積極的に前面に出られるように、そして、彼らがさらなる成長と知識・技術を積み重ねられるように刺激し、サポートしていくこと、これらすべてがこの短いテーマに含まれていると私は考えております。

前々回の韓国ソウル、前回のオーストリア/クレムスの世界大会において、年代や経験の量に関係なく、多くの人達が生き生きと発信している様子を見て、感銘を受けました。言葉が分からなくても、ビデオ、グラフや図を見れば何となく伝わってくる発表もありました。すごいと思う一方で、日本の音楽療法士も頑張っているではないかと確認する場面もありました。いずれにせよ、例年の学術大会にはない新しい刺激です。視線を外に向け、それからまた内に向け直すということも大事なのではないかと思います。

皆さまの中には、世界大会への参加が初めての方、参加をまだ思案中の方、スケジュール調整で苦労されている方等、色々いらっしゃると思いますが、一日二日だけでもぜひ参加していただきたいと存じます。

誘致活動を含めると実に約4年にわたり総勢30名ほどの実行委員が、世界音楽療法連盟(WFMT)、学会事務局、各関連団体・会社との連携のもとに、無償ボランティアとして驚異的な量の仕事をこなしながら準備を進めてきました。ここまで来ましたことを心から嬉しく思っています。しかし、本当に大変なのはこれからです。彼ら/彼女達の献身的な働きに心から感謝しつつ、あとは皆さまとご一緒に、無事に大会の日を迎えることを祈るばかりです。

つくばでお会いしましょう!

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