Qualification国家資格推進委員会

第2回国家資格化勉強会が開催されました。

 2021年11月23日(火)午前9時から2時間、2回目の国家資格化勉強会がZoomによるオンラインで開催され、会員369名が参加しました。
 当日の登壇者は、学会顧問の秋野公造参議院議員、藤本禮子理事長、𡈽野研治副理事長、二俣泉副理事長、猪之良高明常任理事、村林信行常任理事でした。上羽由香代議員の司会のもとで、以下の順で進められました。
①国家資格化に向けての取り組みと課題(秋野議員)
②音楽療法士国家資格化第1次から第2次(今回)まで18年間の流れ・国家資格法文作成への道のり(藤本理事長)
③他職種の国家資格化への経緯(猪之良常任理事)
④国家資格としての音楽療法士の活動領域(村林常任理事)
⑤法文案のコンセプト(二俣副理事長)
 その後、チャット等で寄せられた会員からの質問に対して、登壇者が時間の許す限り答えていきました。後日、主な質問は、Q&A -4-としてHPに掲載する予定です。
 国家資格推進委員を中心に、これまで秋野公造議員、佐々木さやか参議院議員、文部科学省、厚生労働省、法制局との話し合いが数多く持たれてきました(これまでの経緯については、学会HPをご覧ください)。2003年に始まった第一次の国家資格化の活動の際には、厚生労働省のみの所管で法制化が目指されましたが、今回は、文部科学省と厚生労働省の共同所管で法律が計画されることになりました。これは画期的な進展であると言えます。現在の音楽療法士が活躍する教育・福祉・医療の実態が反映される、横断的な法文案が検討され始めています。
 ただ同時に、「他の法律や既存の国家資格との関係から “音楽療法士”という名称での法制化は不可能であり、法制化のためには別名称が必要となる」ことも明らかとなりました。これを受け、藤本理事長から「今後“音楽療法士”に代わる名称を学会から提案する予定である。名称について、会員の皆様からもご提案いただきたい。ただし名称の最終検討は法制局が行うためこちらから提案した名称で進められるという保証はない」との話がありました。なお、音楽療法士と異なる名称での法制化については、11月16日に臨時理事会が開かれ了承が得られたこと、11月22日には代議員への説明会が開催されたことが、合わせて報告されました。
 皆様からのご理解を得ながら、さらに国家資格化への取り組みと法文案の作成を進めていきます。

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