第23回日本音楽療法学会学術大会にて、国家資格推進委員会企画シンポジウム１、２が開催されました。
2023年9月1日(金)～9月3日（日）に第23回日本音楽療法学会学術大会（岐阜）が開催され、9月2日（土）に、国家資格推進委員会企画による2題のシンポジウムを実施いたしました。
シンポジウム1「認知症予防と音楽療法 音楽療法は疾患予防にどのように貢献できるか」の登壇者と講演順は下記のとおりで、村林信行常任理事の司会のもと進められました。
・浦上 克哉（一般社団法人日本認知症予防学会代表理事）
認知症予防の最前線と音楽療法への期待
・西野 憲史（一般社団法人日本認知症予防学会副理事長）
日本認知症予防学会と日本音楽療法学会のこれまでの関わりとこれから
・秋野 公造（参議院議員・一般社団法人日本音楽療法学会顧問）※Zoomでの参加
音楽の活用にどのように診療上の評価を与えるか
・藤本 禮子（一般社団法人日本音楽療法学会理事長）
音楽療法が未病者を対象とするときに考慮すること
登壇者からは、音楽療法が認知症予防に貢献するために、①音楽が脳に与える影響、②両学会の連携などについて、幅広い議論が交わされました。
秋野公造議員からは、医療、福祉に置ける仕組みづくりとしてご自身が作成に関わられた生殖補助医療法において、実務に関連する職種として公認心理師の名称が組み込まれ、これにより公認心理師の新たな業務が確立されたことを述べられ、音楽療法士が国家資格として業務を行う上で参考になるのではと紹介されました。
シンポジウム2「国家資格化は今！―5― ～国家資格化へ向けて、これから～」の登壇者と講演順は下記のとおりで、木下容子理事の司会のもと進められました。また、シンポジウム1に登壇していただいた浦上克哉日本認知症予防学会代表理事からもあいさついただきました。
・上川 陽子（衆議院議員・一般社団法人日本音楽療法学会顧問）
・秋野 公造（参議院議員・一般社団法人日本音楽療法学会顧問）※Zoomでの参加
・藤本 禮子（一般社団法人日本音楽療法学会理事長）
・二俣 泉（一般社団法人日本音楽療法学会副理事長）
以上の各登壇者の講演の後、藤本禮子理事長、二俣泉副理事長からの質問に対して、上川陽子衆議院議員、に時間の許す限り答えていただきました。上川陽子衆議院議員から、音楽による支援を必要とする人々のために、音楽療法士のきちんとした位置付けが必要であるとのお言葉があり、会場の参加者から大きな拍手がありました。
